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ゴルフ肘に悩むB2ゴルファーの試行錯誤 - 4スタンス理論とクラブ5本セッティングでスコアアップ -

究極のドライバー 【その12】 操っているうちは気持ちよくない

JBEAM435ヘッドのペイントを落としてみた01


究極のドライバー作りは99%完成、あとウェイト配置を確定させるのみです。スペックには全く関係ないですが、ヘッドのペイントがそのままだったので、いつものように色をすべて落としました。昔から、“アドレス時に見えないにもかかわらず”、ソールの色や形状が気になる性質で、誰にも彼にも「どうせ見えないじゃん」と呆れられていたのですが、先日、USTマミヤのフィッターさんと話していて、シャフトやグリップ、ヘッドカバー、もちろんこうしたソールのペイントも、目に入るものすべてが何らかのシグナルを発していて、意識する・しないに関わらず脳に影響を与えているはず、との見解を得ました。色彩効果については、誰もが知っているはずなので、その重要度に個人差があるだけなんでしょうね。


JBEAM435ヘッドのペイントを落としてみた02


自分はゴテゴテ装飾されたソール形状や、いわゆるカチャカチャだとか、派手な色使いの“ガンプラ”みたいなヘッドは、プラスチックのオモチャに見えてしまうのです。そんなイメージではボールに当たり負けしてしまいます。ボールをとてつもない衝撃で弾き飛ばす『鉄の塊』感が欲しいのです。ついでに言うと、ティーもプラスティックは苦手です。同じ理由で、とにかくオモチャっぽいのが嫌いなのです。木のティーで、ニスを塗っただけのような裸の木が一番です。どういうのが好みかは人それぞれなのでどうでもいいことですが、どんなことにせよ、うまく飛ばすための自己暗示は大切です。ゲン担ぎだとかも精神的に効果があるから行うわけですしね。


JBEAM435ヘッドのペイントを落としてみた03


至高だの究極だのと騒ぎながらドライバー探しをしていて、「究極のドライバーってなんだ?」とあらためて思ったので、書き留めておきます。


答えは、『振り心地のよさ』です。


これ以上に大切なものって、ない気がします。総括的な言葉なので、細かくはたくさんの要素がここに詰まっています。というか、全部ですね。

冒頭で語った色使いや形状、安心感、あるいは逆に挑発的だったりするヘッドシェイプなど、見た目からくる印象については、これからスイングするゴルファーの心のセットアップに少なからず影響を及ぼします。そして総重量やヘッド重量、シャフト重量、それらからくるバランスと撓り感、それをどれくらいの太さ・硬さ・重さのグリップで支えるか、ワッグルしたときに感じるヘッドの重たさは、それらの複合で作られます。そして振ってみたときに重心がどう感じられるか、ヘッドの返りが勝手に行われるか、それとも自ら操作しなければならないほど返りにくいか、それには重心深度がどうとか、重心距離だとか、JBEAMでいえばウェイトの配置によっても差が出ますし、その人にとって振りやすいヘッドを探すという行為は、情報量の少なさからして、シャフト探し以上に難しい気がしています。ヘッドとシャフトの相性というのはよく言われますが、そこにスイングとの相性という三角関係が生まれるので(しかもスイングというのは体調や老化により変化してしまう)、合わせるのがとても難しい作業になります。

そこで、ヘッド探しやリシャフトで試打をするのであれば体調のよいときに、スイングが好調なときに行うべき、という話になりますし、葛飾(フィッティングスタジオゼロ)では、各シャフト1球しか打たせてくれません。人間のアジャスト能力を使われてしまうと、本来の合う合わないがわからなくなるからだとか。自分の場合、手加減したスイングが「固まっていない」ので、マン振りで試すほうが本来の自分の「力の使い方」に合ったシャフトが探せると信じて、いつも目一杯フルスイングで試打しています。


あと、思うことは、ヘッドやシャフトに気を遣う人はだいぶ増えましたが、ところで、グリップって本気で選んでいますか?ということ。自分はかなりの種類のグリップを試してきましたが、切り返しとインパクトでの“感じ”の出方が驚くほど違います。特に「硬さ」と「太さ」にはシャフトと同じくらい気を使ったほうがよいと思います。被った、開いた、滑った、そんなミスの原因でもあり、特に握り方と太さが合っていないと、インパクトでのエネルギーロスが相当なものになります。テーパーがキツいかどうかも重要で、たとえば自分は、左手小指と薬指、わずか指一本のところでのテーパー度合いが強いものが合っています。そこの箇所に比べれば、右手部分なんてどうでもいいくらいです。昔、TOUR Gの全タイプを試したことがありますが、まるでリシャフトしたくらいに振り心地に変化がありました。コード入りグリップなど硬いもの、逆にゴムが薄くて柔らかすぎるものは、当然、シャフト撓りの感じ方に影響を及ぼします。右へのすっぽ抜け、左ヒッカケ、必要以上に球が上がる、ヘッドスピードが不満、そういう症状にグリップ変更が効くかもしれないことは、手段として覚えておいて損はないと思います。


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元に戻って、振り心地の良さを決める要素は何かといえば、全部、という話でした。自分もこれまで「ヘッドは何にしようか」「シャフトはどれがいいか」の2点によってドライバー選びをしてきたわけですが、いまこうしてJBEAMヘッドの3点ウェイトをカスタムフィッティングする機会を得て思うことは、「まずはヘッドだな」、と。

ロフト、重心深度、重心距離、フェースアングル、ライ角、形状、重量、ヘッドに関して考えられるすべての要素が、自分のスイング、つまりはヘッドスピード(ヒールスピード・トゥスピード)だとか入射角だとかアタックアングルだとかインパクト前後で起きている現象のすべてと、見事にマッチングしているかどうかが大事であって、ボールとヘッドの衝突をより見事なものにすべくシャフトがあるわけで、そのシャフトはスイングの癖とのマッチングが必要、そのスイングをよりスムーズにパワフルにすべくグリップ選びが重要、という連鎖を感じます。


しかしふつうこんなに細かく考えたりいじったりしないでしょうから、最低限考えたいことだけ列挙すると、

① マン振りしたときに球がフケ上がらないロフト
② マン振りしたときに球が滑って逃げないフェースアングル
③ マン振りしたときにインパクトでヘッドがスクエアに戻るシャフト
④ マン振りしたときに丁度よくヘッドに引っ張られる感がある重心位置と総重量
⑤ 飛ぶやつ

でしょうね。マン振りの定義が難しいですが、ちゃんと当たる最大スピードってことです。まともに当たらないのはマン振りを超えてますのであしからず。

ドライバーは飛んだほうがいいに決まっていますが、深いラフや池、OBは嫌です。誰もがわかっています。そうしたペナルティから逃げるもゴルフ、攻めるもゴルフ、ほどほどのスコア(ゼロハンディくらいでしょうか)までなら飛ばさない安全ゴルフのほうが確率高いのかもしれませんし、プラスハンデを取ろうと思えば、だんだん飛距離が必須条件になってくるのかもしれませんね。少なくともプロになろうというのであれば飛ばないドライバーはあり得ません。那須の小天狗が冷たい眼差しで言ってます。


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いつも思うけど、「飛ばすだけ」のひとって、まだ初心者ですよね。飛ばない初心者よりマシだと思うんですけどね。


最高の1本とか、あまり考えたことがなかったというゴルファーは、まずはインパクトで何が起きているのかをよくよく観察して考えるところから始めてみたら良いと思います。ヘッドもシャフトもスイングも、何をどうすべきかの答えが、インパクトゾーンでの現象が示してくれます。そこを改善することが、ショットの目標になります。

考えるのが面倒くさければ、フィッター任せでいいと思います。あとは気持ちよくフルスイングするだけ。その「気持ちよい」の正体が掴めれば、「(自然とうまく)打てる」っていうのと、「(工夫してうまいこと)打てる」っていうのとの、違いにも気づけるでしょうし、無駄な寄り道もしないで済むのかなと、20年寄り道した自分が言うのもなんですが、クラブ選びって、結構ちゃんとしないとダメっていう、ね、ほんと、そう思います。



ちゃんと自分に合ってるクラブって、切り返し後に、クラブ側がイニシアチブ取ってきます。勝手にうまいこと一体感もってやってくれるんです。そこが究極かな、と。逆に自分でクラブを操っている感があるときはまだまだですね。脳天突き抜けるあの快感は得られません。
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