BAR72

ゴルフ肘に悩むB2ゴルファーの試行錯誤 - 4スタンス理論とクラブ5本セッティングでスコアアップ -

軟鉄鍛造でなければ!なアイアン遍歴

1996年、26才でゴルフを始め、はじめてのアイアンは新宿のシントミゴルフあたりでライ角を計測して「あなたにはこれ!」と薦められた無名の(なんか鹿のマークみたいなのが入ってた気がする)アイアンセット、もちろんカーボンを購入。しばらくは使っていたのですが、なんとも頼りない上に、どうにも地味なクラブだったので、その後、MACTECのチタンフェースものに乗り換え。しかしこれもまたカーボンで柔らか軽く、父親がゴルフ始めるというのでMACTECを譲り、今度こそちゃんと選ばなきゃ!と意気揚々、千葉の実家の近くの二木ゴルフへ。


Mizuno Pro MT


で、ショップで1時間悩んで決めたのが、このMIZUNO PRO MT、シャフトはライフル6.0でした。こいつとの出会いがその後のアイアン遍歴にものすごく影響を与えました。とにかくしっかり振り切らないと球が上がってくれない、飛ばない。当時はUTなんてないですから、当たり前のように3iからのセッティングですので、全番手打てるようにとにかく練習し(というか打ちまくり)ました。シャープで打感も心地よく、バックフェースのデザインも好きでしたね。しかし、よくよく考えたらこのアイアンが一番難しかったかも。でもおかげで鍛えられました。ベスト80台へ導いてくれたのはこのクラブでした。

その後、実はいろいろ試しています。タイガーウッズやアーニー・エルスのアイアンヘッドが実は三浦技研によってつくられているという噂はかなりショッキングでした。そんな噂を聞いてしまったら、もう居ても立ってもいられません。神の手・三浦を試そう、ウッズやエルスと同じものを!とゴルフ5を通じてオーダーしたのが、三浦技研MB5001。


MIURA MB5001


なんでゴルフ5で?とお思いかもしれませんが、インターネットもろくに機能していない時代、量販店のクラフトマンを信頼するしか手がなかったのです。しかし、この神の手は「硬かった」です。それが量販店のクラフトマンだから仕方がないことなのか、メッキが普通のクロームだったからよくなかったのか、それとも・・・といくら考えても答えはわかりません。ミズノのほうがよほど打感が柔らかくて気持ちがいいので、早々に手放してしまいました。

次いで2001年にはいよいよタイガーモデルが登場します。Titleist「681」、T刻印はさすがに諦めましたが、それでも分厚いマッスルにDGX100の組み合わせは、当時のスイングでは取扱不可能でした。完全にパワーが足りない。


Titileist 681


それから、新製品登場時に心奪われたのがTA-1。


Cleveland TA-1


ビジェイ・シンが黒染めを使用していました。しかし当時流行りのNS950が頼りなくてオークション行きに。しかし今でもこのTA-1のヘッドが一番好きです。このクラブ(ヘッド)の完成度の高さをユニークな角度から検証したブログがあります。興味のある方はコチラ


Mizuno Pro Craft Model 911


そうして紆余曲折した末に手に入れたのが、中古のMIZUNO PRO CRAFT MODEL 911。現役時代を知らない古いクラブですがマッスル感溢れる雰囲気にやられ、MTによってMIZUNOへの信頼は最高レベルにありましたので、思わず購入。TA-1での苦い経験からたしかNS1050を挿して意気揚々とラウンド。実践投入後いきなりオールド・オーチャードで70台に突入!(79ですけどね)。アイアン替えたばかりで80の壁を破ったわけですから、もうこの時点で魔法が解けなくなります。スコアは道具で決まる!と。

ならば!ということで、最新のMIZUNO PROはどれだ・・と探しはじめ、略してMPシリーズの30にロックオン。


Mizuno MP30


クラブからのフィードバックがシビアで勉強になるマッスルが気に入っていましたが、スコアを伸ばしたいという欲求から、少し簡単なモデルにしようとMP30をミズノ養老工場にオーダー。シャフトはやはりMTの記憶からライフル6.0をチョイス。このMP30で、ミズノの打感にあらためて惚れこみました。軽い浮気をはさみつつ、実はもう一度異なるメッキでMP30を養老オーダーしています。扱いやすさは最高レベルなのですが、残念ながらスコアは伸びず、やはりマッスルでないとダメかも!と、当時ヨーロッパでMP33が流行っているのを目に耳にして、MP33に乗り換えます。


Mizuno MP33


MP33はDGS200を挿していたこともあり、シビアなクラブでした。調子がいい時は自分でも驚くようなショットが出るので、これでもっと練習したらすごいことになるぞ!と意気込んでいたものの、その練習に行かないのですからしょうがないです。太平洋クラブ御殿場の最終ホールで、MP33の3iで2オン、イーグルトライをしたことが、こいつとの最高の思い出です。

さて、ゴルフサークルBAR72には数人の猛者が在籍していましたが、最も上手な女性が使っていたのが、MP37です。これを使いこなせてから楽なアイアンに移行する、という話を聞いて、MP33よりもヘッドが小さく、重心がネック寄りなMP37は、まさに自分が求めていたクラブ!これでさらに上達してやる!と、MP30の初代と同じダブルニッケルメッキ(これが一番柔らかい)で、ストイックなイメージの色抜きを養老オーダー。シャフトはとりあえずNS1150で組んだものの、ライフルで育った自分のスイングの癖を考えて、島田ゴルフのK's-3001 105にリシャフト。


Mizuno MP37


これによって、ようやく今のベスト「74」を達成。あと2点縮めるにはどうしたらいいか、ずっと自問していたのですが、いつも立ちはだかる壁というか疑問が・・。このアイアン(MP37)、ヘッド効きすぎだよね、という・・・。NS1150で養老オーダーしたので、バランス出すために重めのヘッドを組んでくれたのではないか、そしてリシャフトしてみたら、なんだかスイングするとやたらヘッドの効いた感じになってしまって、ダメなときは徹底してダメ、ダブリ&トップに悩まされるということが続きました。いつか替えたい、72目指していつか替えたいと思いつつも、欲しいアイアンが登場しなかったので、ずっと問題を放置していました。(独立してゴルフ回数が減ったことも原因)

しかし、しかし、ようやくその時がきました。突如現れたライバルが、レッスンに通い詰めてラウンドしまくって本読みまくって、あっという間に背中にピッタリつかれてしまい、このままでは抜かされるのは時間の問題。しかも英国赴任するとかで本場でさらに鍛えてくる可能性大。2年後の英国帰りの鼻をへし折るためには、いまから本気でゴルフをし直す必要がある!本気といえば・・・もはやMIZUNOではない。もう、あの、神の手に、もう一度すがるしかない!と。あの硬かった打感の記憶は何かの間違いであってほしい。そう願いながら神戸のクラフトショップone2oneのサイトを見ていると、なんと三浦のアイアンがオーダーでメッキ選べるようになってるじゃないか!!


miura100606.jpg


はい、銅下にニッケルという最上に柔らかいのをオーダーしました。マッスルらしさ、キャビティのやさしさ、シビアで小さな抜けのよいヘッド、柔らかいメッキ、シャフトはDGと島田とライフルを足して3で割ったような感じを想起させるDGS200 CPT ツアーイシュー。効きすぎだったヘッドの重みも、CPTなら軽く感じること間違いなし。
まさに、これだけアホみたいなアイアン遍歴あってこその、三浦CB1006。オーダーから1ヵ月ちょっと、ようやく到着しました。さ、これで72目指します!

と言って手に入れた三浦は結構早めに手放します。理由は、ミズノに比べたら打感は劣る、それだけです。神の手ミウラへの期待値が高すぎました。あるいはミズノへの評価が低すぎました。

その後、ミズノの適当なモデルを転々とするもしっくり来ず、軟鉄鍛造のあの打感によるナイスショットの気持ち良さ、いわばゴルフの楽しみの90%がそこにあったはずなのに、喪失感からゴルフからも遠のいてしまいました。一念発起、モチベーションを高めるべく新クラブに手を出したのは2017年になってからでした。


BUCHIのMT202アイアンは打音特殊な軟鉄鍛造


BUCHI、姫路の名匠研磨師、田淵正敏氏による削り、鍛造。FUSO DREAMがコラボしてオーダーメイドにも対応する日本の地クラブの中でも渾身の逸品です。ハーフキャビティのMT202を選びましたが、マッスルのMT201でもきっと打てるだろう、比較的易しいクラブに仕上がっています。このBUCHI、打感が特殊です。ミズノやミウラ、ましてやタイトリストとは全く異なる「軽さ」を有しています。軽い打感、というと嫌悪を示すのが普通でしょう。しかし、その、イメージされている軽さとはワケが違います。乾いた音、とも違います。今のところ、この打音、打感を手放す気持ちにはなれません。


とかいいつつ、ゴルフ肘が日常生活に支障をもたらしてきたので手放しました。スチールシャフトと訣別し、カーボンシャフトで慣らし運転しながら、レディースのレガシーアイアン(一応フォージド)に始まり、APEX CF16 や NIKE VAPOR PROや、テーラーメイドP790なんかを経由して、それら『簡単なアイアン』の操作性の悪さに嫌気がさして、結局またBUCHIに戻ります。


BUCHI VS200 軟鉄鍛造 フォージド


BUCHI VS200、MT202よりも微かに小ぶりな印象のヘッドですが、とても打ちやすく、バシレウスBiZ70Rを挿したこともあって肘にやさしくもビシッと秀逸な打感が心地いい。仕上がりのバランスがC6.5と軽すぎたので鉛を貼りましたが、それほどの量を貼らずにC7になった程度だと思うのですが、シャフトの軽快な動き、グリップ部分が細めに仕上がっているため、それでも十分にヘッドが効いた振り心地で今のところ文句なしの出来になりました。

APEXのようなキャビティ、P790のような中空アイアンの打感も肘には良かったし、決して心地悪いものではありませんでしたが、肘にやさしいというのはカーボンシャフトの賜物で、ヘッドはやっぱり軟鉄鍛造な名器に軍配が上がるんだなぁ…と、あらためて感心するのでした。


(2018.10.11 update)
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4 Comments

yk  

懐かしいな、この記事。

ここから先、しばらくアップデートがありませんように…

2017/11/06 (Mon) 01:04 | EDIT | REPLY |   

kk  

BUCHIのマッスルが待ってる・・・・かも・・・

2017/11/06 (Mon) 07:30 | EDIT | REPLY |   

yk  

再び,懐かしいな,この記事。

もうこれが最後のアップデートになりますように。

2018/10/11 (Thu) 11:04 | EDIT | REPLY |   

kk  

調子に乗って…BUCHIのマッスルが待ってるかも…

2018/10/11 (Thu) 11:08 | EDIT | REPLY |   

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